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アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

手に取った理由は簡単で、何とは無しに本棚を眺めていて、ふと目についたから。記憶が正しければ以前に読んだ時には中学生で、本を読むという行為が楽しくてジャンルを問わずに片っ端から読んでいた頃でした。当時は「何を伝えたいのかよくわからない小説」という感想で終わっていましたが、今読んだらどういった感想を抱くのかと興味が湧いたことから再度読んでみようと思ったわけです。とは言っても短い物語なので「読むぞ!」と身構えるまでもなく、気まぐれにさらりとめくっていてもすぐに読み終えることができてしまう程度なのですが。
内容を簡単に紹介すると「夢を信じてたびに出た少年が様々な苦難を乗り越えながら世界について学んでいき、宝物を手に入れるまでの話」なのですが、少年が信用しようとした人に騙されて所持金を奪われるところなどが妙にリアルな一方で、物語の全体を通して重要な要素が錬金術だったりするところなど少し不思議さを感じさせるものがあります。更にはその錬金術というものが言葉としては出てきませんがいわゆる"アカシックレコード"に触れるものとして描かれていたりして妙にスケールが大きかったりするのがまた何とも。
(全てが記されていて触れれば何でも出来るようになるものと考えれば、あらゆる金属を黄金に変えたりできるという錬金術もその一部という解釈は間違いではないのかもしれませんが)
改めて読んでみたことで以前は全く理解できていなかった部分も理解することはできたのですが、現代の日本ではそう簡単に夢を追いかけることすらできないということを思うと、非常に息苦しい世の中で暮らしているんだと再度確認したような気分になってしまい、虚しさを感じるのでした。



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夢にも思わない (角川文庫)
夢にも思わない (角川文庫)

もちろん単体でも読めますが、前作があり設定引き継ぎの物語のようです。ですが、うちにはこちらしかなかったので前作を未読なのはご容赦下さい。
先日の短編とは違い、しっかり始まりじっくり紐解いてきっちり終わるミステリーといった感じでした。遺恨なく解決かと思いきや……という最後の最後が少々驚きでした。いやはや。



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我らが隣人の犯罪 (文春文庫)
我らが隣人の犯罪 (文春文庫)

分類的にはミステリーでいいのでしょうか。ただ、短篇のためにどの話も「こんな問題がある。さて、どうまとめる?」みたいになっています。言わば推理のない推理小説。ゲームオーバーなしで一本道のノベルゲームみたいですね。
巻末の書評でも触れられていたように思いますが、作られた問題を綺麗に解決してしまえる手段を用意できる作者の知識の幅広さにはすごいものがあります。
さらりと読める読み物としてはいいのではないでしょうか。



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2012.07.30 『精霊流し』
精霊流し (幻冬舎文庫)
精霊流し (幻冬舎文庫)

青年の半生を追って人生の様々な出会いと別れを描きながら、ただただ静かに流れていく物語。
感想をというと難しいですが……たまにはこういうのも悪くないですね。



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冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

映画化されたこともある作品ですね。
忘れられない過去をどこかに引きずったまま暮らしていた女性が、その運命の相手と思いがけなく再会するまでのお話。雰囲気や繊細な感情表現などは良かったです。「人生には忘れられない出会いがある」というテーマに関しても特に何も言いません。しかし残念ながら個人的には主人公の心情は理解できても、その選択には全く賛同できなかったこともあり、はっきりといまいちでした。冷めていると言われれば否定はしませんが……

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