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アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

手に取った理由は簡単で、何とは無しに本棚を眺めていて、ふと目についたから。記憶が正しければ以前に読んだ時には中学生で、本を読むという行為が楽しくてジャンルを問わずに片っ端から読んでいた頃でした。当時は「何を伝えたいのかよくわからない小説」という感想で終わっていましたが、今読んだらどういった感想を抱くのかと興味が湧いたことから再度読んでみようと思ったわけです。とは言っても短い物語なので「読むぞ!」と身構えるまでもなく、気まぐれにさらりとめくっていてもすぐに読み終えることができてしまう程度なのですが。
内容を簡単に紹介すると「夢を信じてたびに出た少年が様々な苦難を乗り越えながら世界について学んでいき、宝物を手に入れるまでの話」なのですが、少年が信用しようとした人に騙されて所持金を奪われるところなどが妙にリアルな一方で、物語の全体を通して重要な要素が錬金術だったりするところなど少し不思議さを感じさせるものがあります。更にはその錬金術というものが言葉としては出てきませんがいわゆる"アカシックレコード"に触れるものとして描かれていたりして妙にスケールが大きかったりするのがまた何とも。
(全てが記されていて触れれば何でも出来るようになるものと考えれば、あらゆる金属を黄金に変えたりできるという錬金術もその一部という解釈は間違いではないのかもしれませんが)
改めて読んでみたことで以前は全く理解できていなかった部分も理解することはできたのですが、現代の日本ではそう簡単に夢を追いかけることすらできないということを思うと、非常に息苦しい世の中で暮らしているんだと再度確認したような気分になってしまい、虚しさを感じるのでした。



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すごくよくわかる内容でした。

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